中学受験:保護者の方々からのご質問への回答をまとめて公開!

おうち受験さま主催オンラインセミナーの参加保護者の方々からの質問に回答します

こんにちは。かるび勉強部屋 ゆずぱ です。

わたしにとって2回目の子供の中学受験をようやく完遂し、親としての中学受験にひと段落つきました(>_<) 息子と娘は3つ違いですので、ほぼ6年間にわたり受験親を経験してきたことになります。

昨年から今年にかけて、おうち受験さま からありがたい機会をいただき、オンラインセミナーに何度か登壇をさせていただきました。今回はその際に参加された保護者の方々から寄せられたご質問に回答いたします d(^_^o)

 

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保護者の方々から10件のご質問回答

ご質問① モチベーションの上げ方

ご質問  
( 小学校6年生の保護者の方 )
勉強しても成績があがらないため本人は疲弊してしまっています。どうやってモチベーションを上げたら良いか教えてください。

回答

モチベーションのスイッチは子供それぞれ異なるので一概には語れない部分はありますが、我が家の息子と娘に特に効果的だと感じたものをいくつかご紹介します。

 (1) 間違え直しを”点数書き直し方式”で実施する

テストの間違い直しをする時のちょっとした工夫でモチベーションが爆上がりしたという事例です。その工夫はシンプルで、間違え直しを1問直すごとに、仮にその1問ができていたら何点であったかを書き直すだけです。

目標への距離感が分かるのでモチベーションに効きます。

(2) 小さな成功体験を無理やり作る

模試やテストの結果だけに着目すると、なかなか成果がでない状況もあり得ます。少なくともウチはそうでした(-_-;) 範囲を絞った目標を立ててその小さな成功で親が一緒に喜んであげるのも手です。

我が家で実施した範囲を絞った成功体験とは以下のようなもの。

・得意な単元の単元テストでいつもより高い偏差値を取る
・計算問題だけでも全問正解をする
・あこがれの中学校の過去問が自力で解ける

また、母集団の異なる複数の模試を受験するのも手です。サピックスのオープン模試では偏差値50程度だった子供が、首都模試センターの公開模試で偏差値60を獲得する。

もちろん2つの模試では偏差値の価値が異なるのですが、子供にとってはモチベーションにつながります_φ(・_・

(3) 受験ドラマを見て刺激を受ける

世界の有名なサッカー選手の中には、日本のサッカー漫画 ”キャプテン翼”を見てプロになったと語る選手がいます。またドラマを見て影響されて、本当にその職業についたという話はけっこう実在します。

だったら受験ドラマを見れば受験に意欲的になるかも(?)

シンプルですが、うちの息子は映画”ビリギャル”にかなり影響を受けてやる気が向上しました。最近では”二月の勝者”ですね。受験ドラマを見るのもモチベーションに寄与します。

参考リンク:”やる気”が出る 受験ドラマ3選

 

ご質問② 国語の成績が上がらない

ご質問 
( 小学校6年生の保護者の方 )
国語の成績が全くあがりません。音読も嫌がってやりません。塾からは苦手意識があると言われていますが、どうすれば国語の成績が上がるでしょうか。

( 小学校4年生の保護者の方 )
国語の主人公の心情理解は男児にとっては難しいと感じています。親からの説明もとても難しいです。やる気を持って取り組んでもらう方法、間違い直しの方法を教えてください。

回答

国語が苦手な子供は理系思考だったりします。しかし国語の問題は極めて論理的で理系的に解けることがほとんどです。自然と国語に取り組む方法と理系的思考の注入がけっこう効きます。

(1) 読書習慣をつけるには…興味のある分野で

理系的な子供が音読を敬遠するのは、興味がないからです。そうであれば興味のある分野の読書から入れば良いと思います。理系思考の子供でも例えば以下の本であれば面白がって読むかもしれません。

・ジュニア空想科学読本シリーズ (角川つばさ文庫)
・残念ないきもの事典シリーズ (高橋書店)

参考リンク:音読の効果?初の偏差値60突破!

(2) 語彙力をあげるために漢検

国語に苦手意識を持っていても漢字は別枠であることがあります。漢字検定は、合格不合格がある資格試験。国語が苦手な子供にとっても取り組みやすいものとなります。

意外かもしれませんが、漢字をおさえると国語の成績はグングンあがります。理由はいくつかありますが、漢字は日本語の基礎であり、試験に登場する言葉は普段使わない単語の宝庫です。

6年生で4級または3級を取得すると国語の成績に間違いなく良い影響を与えます。また、資格であるため勝ち負け(合格/不合格)があるので、もしかしたらやる気に火がつくかもしれません。

参考リンク:漢字検定は中学受験に有利?漢検が偏差値に効く理由がある!

(3) 国語の答えは意外と論理的

国語の問題を解くにはセンスが必要だ。普段から読書をして感性をみがかなくてはいけない。実はそうでもないと考えています。

実際に国語の問題をやってみると分かりますが、国語の問題は意外と論理的です。算数や理科と同レベルで論理的です。間違い直しをする時も、ただ回答を確認するだけではなく、なぜその答えになるか根拠を分析しながら直すと、国語の勉強は理系的になります。

もし理系思考の子供でしたら、理系的な思考で答え合わせをすると子供も興味を持つかもしれません。

 “答えは◯◯ 根拠はココに◯◯と書かれているから”
 “答えは◯◯ 根拠は◯◯が◯◯と発言しているから”

こんな感じで間違い直しを実施すると良いかもしれません。

国語の問題をテクニカルに論理的に攻略していく書籍 井上秀和先生の「国語の文章読解の鉄則」がオススメです。

 

ご質問③ 取り組みの優先順位 

ご質問 
( 小学校6年生の保護者の方 )
塾ではクラスが一番下のクラスでなかなか成績が上がりません。クラスを上げるためのテスト対策、クラス分けテストの間違え直し、公開模試の間違い直し。どれに比重をおくべきでしょうか?

回答

勉強の効率性の観点から”間違い直し”に比重を置くべきであると考えます。我が家も塾のクラスは希望するクラスではありませんでしたが、そこは全く気にしませんでした。

(1) 復習こそ受験力につながる

もちろんテストの予習勉強も受験力に寄与することは間違いありませんが、6年生ともなればテストで正答できなかった問題を、いざ本番で出てきた時に出来るようにすることが最優先です。

どのテストの間違い直しに比重を置くかは子供の現状のレベルで決めるのが良いかと思います。苦手単元に不安があるようであれば単元テスト、入試に近い問題を解く力をつけたければ公開模試という具合です。

(2) テスト対策に比重を置くパターン

ただ4年生や5年生の場合は、得意分野の単元テストでは一時的にテスト対策に比重を寄せるのも有りです。その単元だけでも高い偏差値がとれれば、子供のモチベーションにつながるからです。

 

ご質問④ 偏差値に最も効果的だった事 

ご質問 
( 小学校4年生の保護者の方 )
ゆずぱさんのお子様は偏差値25から60まで上がったとのことですが、偏差値が上がった一番の要因は何だったでしょうか? 勉強時間、子供の自主性、復習の徹底、知能の発達 など。

回答

直接的には間違いなく”復習や間違い直し”をしっかりやった事です。しかしながら、その背景には”本人のやる気”が、偏差値を上げるもっとも大きな理由となります。

(1)  間違い直しで目に見えて偏差値があがる

四谷大塚の公開模試を例にとると、例えば算数の計算問題1問の配点は8点、偏差値に直すと2上がります。たった1問の計算問題ができるかできないかで偏差値2の差がでています。

間違い直しをひたすら繰り返すことで、誤答の数を減らし、偏差値にいずれは反映されます。

(2)  間違い直しを継続するのはやっぱり”やる気”

直接的、論理的には間違い直しが偏差値アップの源泉ではありますが、この間違い直しを継続することが重要です。結局のところ本人のやる気に帰着してしまうことになります。

やる気については”ご質問①” をご参照ください。

 

ご質問⑤ 苦手科目への向き合い方 

ご質問 
( 小学校6年生の保護者の方 )
理科が足を引っぱっており、国語や社会で点数を稼いでいる状況です。苦手科目に対する向き合い方をどうすればよいか、ぜひ教えてください。

回答

苦手意識には、そもそもやっていて苦痛を伴う”精神的な苦手”と、ただ点数が取れない”相対的な苦手”があると考えています。それぞれのアプローチの違いがあります。

 

(1) 精神的な苦手に対するアプローチ

そもそも嫌い。それが精神的な苦手です。そうであれば、勉強感のない勉強(タブレット学習やマンガ教材など)を取り入れることで嫌いという壁を乗り越える工夫ができます。

また個別指導などで分からないところを分かるまで真摯に指導されることで、”分かるという快感”を体験させるという方法も。我が家の息子は算数が超苦手でしたが個別指導で脱却しました。

(2) 相対的な苦手に対するアプローチ

特に嫌いではないが、他の教科に比べて偏差値が低い。これが相対的な苦手です。この場合は、やはり間違い直しに全力を投じるのが得策です。苦手教科の中でも、苦手単元で徹底的に間違え直しをすることが苦手脱却の近道です。

(3) 苦手教科は割り切って基本問題対策

最難関中学校へ合格する生徒ですら苦手科目や苦手単元を抱えています。そこで、苦手教科は割り切って”基本問題を着実に取る”というスタンスも重要かと思います。

基本問題を全て解くだけでも偏差値は50~55に到達します。苦手な教科はまずそこまでいくことが最優先です。

 

ご質問⑥ 同じ問題を何度もやるべきか

ご質問 
( 小学校6年生の保護者の方 )
テストで間違えた問題の間違い直しをしていますが、時間が経ったあとに同じ問題をやった方がよいですか? 塾からは同じ問題は暗記してしまっているので別の問題をやるように言われています。

回答

全く同じ問題でも1回だけ間違い直しをしただけでは、解けないことがあります。同じ問題であっても答えを丸暗記でないのであれば繰り返しやることは間違いなく有効です。

(1) 人間の脳は忘れるようにできている

全く同じ問題でも数日後に解こうとしたら忘れている。これはよくあることですが、それは脳の作りです。同じことを何度もやって、ようやく脳に定着するというのは科学的にも証明されています。

ですので、同じ問題への取り組みは無駄ではありません。

(2) 算数のヒラメキすらも同じ問題の反復から

算数の図形問題はセンスやヒラメキが必要と言われることもありますが、実態は基本問題の反復からヒラメキが生じると言われています。実際に私の息子も算数の図形問題が大の苦手でした…

実は基本問題の反復で自分が使える道具になります。その道具を使って試行錯誤を繰り返すことで、ヒラメキの力がつきました。

参考リンク:平面図形が超苦手… ”試行錯誤力” を鍛えると上達する

 

ご質問⑦ 受験への向き合い方

ご質問 
( 小学校4年生の保護者の方 )
子供が素直に勉強に取り組むようになるために、親の取るべき言動は何でしょうか。

回答

ほぼ100%の子供に当てはまるといっても良い、ゆるぎない事として ”人から言われてやる事は原則として素直に取り組めない” という事実です。着実な方法としては子供自身の内発的動機に持ち込むしか方法はないということです。

そこで我が家で気をつけていたことをご紹介します。

(1) 勉強しなさいとは可能な限り言わない

内発的動機とは真逆の行為ですので、可能な限り使わないようにしました。全く使わないというのは現実的に無理ですが、減らすことは可能です。かといって放置するわけにはいかない。

(2) 週間スケジュールを親子でいっしょに作る

内発的動機の根源は”自分で計画して自分でやっている”という感覚がキーポイント。であれば学習計画の週間スケジュールを親子で作る( 子供が自分で作ったようにする )のが手っ取り早いです。

参考リンク:我が家の週間スケジュールを公開

(3) 自ら宣言するように疑問形で問いかける

自らが宣言するとその成功率が飛躍的に上がる”宣言効果”というmのがあります。つまり子供自らが ”1時間勉強する” と宣言すれば、高い確率で1時間の勉強を達成します。

あらゆる会話で”指示”することをやめ、すべて”疑問”で問いかけるだけでだいぶ改善します。

 

ご質問⑧ 反抗期の子供との関係

ご質問 
( 小学校6年生の保護者の方 )
反抗期中の子供とお互いイライラしてしまい時間の無駄になってしまっています。円滑なコミュニケーションを取るにはどうすればよいでしょうか?

回答

我が家も特に息子は反抗期があり、お気持ちはよく分かります。親から普通に話しかけているのに、喧嘩腰の口調で返事が返ってきたり…どうしてもイライラしてしまいます。

親から会話を始めると、どうしても喧嘩や口論になってしまうので、我が家では以下のようなコミュニケーション法を取りました。

(1) 直接ではなくモノを通した会話

直接話しをするとどうしても喧嘩に。例えば、机の上にメモと共にモノを置いておく。例えば新しく買ってきたノートと共に「あと何冊必要?おしえて」というメモを残す。

ちょっと回りくどいかもしれませんが、イキナリ喧嘩腰というのがなくなる上、最低限の意思疎通はできます。

ホワイトボードもありです。ホワイトボードに親から子への伝達事項をできるだけ簡潔に記すだけです。直接、顔を合わせずともコミュニケーションを取る一つの方法です。

(2) 反抗期でもたまに機嫌が良い

反抗期であっても、子供の機嫌がよく子供の方から話しかけてくる時があるかもしれません。そういう時がイライラせずに会話をするチャンスかと思います。反抗期の子供には ”待ちの姿勢” が重要だと感じました。

 

ご質問⑨ 低学年における偏差値

ご質問 
( 小学校2年生の保護者の方 )
最難関を目指す専門塾に通っています。なかなか点数を上げられず、平均点に届かない状態です。平均点を取れるようになりたいのですが、どうすればよろしいでしょうか?

回答

私の経験から低学年のうちは偏差値(平均点の獲得)よりも論理的な思考や作文の練習を重視すべきだったと思っています。

低学年でトップだった子供が、4年生や5年生で一気に落ちてしまう事例が多数ありました。低学年では計算ができたり、決まった手順を着実にこなす子供が高い偏差値になる傾向があります。一方、高学年になると論理的な思考力や応用力が偏差値につながります。論理的な思考だったり、先取り学習が目的なので、のちほど活きてくるものと思っています。

 

ご質問⑩ 成績が悪かった時の声かけ

ご質問 
( 小学校3年生の保護者の方 )
テスト結果でクラスが落ちてしまった時、どのような声かけをすべきか、ぜひアドバイスをいただけますでしょうか?

回答

公開模試でも塾のテストでも、成績が思ったより悪かった時の声かけは悩むものです。原則として ”安心感” を与えることが最優先の声かけかと思っています。

“安心感”を与える声かけ2つのパターン

(1) 社会的証明の声かけ

心理学的に自分だけではないということを知ると安心感が生まれます。みんなも同じ体験をしている。君が苦しいと思うならみんなも同じはず。あなただけではない!という声かけです。

(2) Good & More の声かけ

クラスが落ちたことや今回ダメだったことに着目するのではなく、今回のテストで出来たところ、良かったところに着目した声かけ。

そして、それは なぜできたのかを一緒に考えます。

株式会社 GOOD and MORE の今野さん の提唱する考え方ですd(^_^o)

成績が芳しくない時、どうしても何がダメだったのかに着目してしまいます。もちろん徹底した間違え直しが次の偏差値につながります。でも声かけだけは視点を変えると前向きになれます。

 




まとめ

今回はオンラインセミナーにご参加いただいた保護者の方々からのご質問に対する回答をさせていただきました。私自身は中学受験のプロでも専門家でもないので、親としての経験談をベースとした回答となります。親ならではの経験でもあるかと思いますので、少しでもお役に立つようであれば嬉しく思います!





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