中学受験:計算用紙の使い方で偏差値が15上がる?

計算用紙を見ただけで算数の成績がわかる…

息子が通っている中学受験塾の先生は テストやノートの計算スペースの使い方を見ただけでその生徒の成績がわかると断言します。根拠の1つは…論理的な考え方をすることが出来ているか分かるからです。もう1つは…計算スペースの使い方が上手か下手かで単純ミスの発生率が大きく変わる からなんです。

テスト用紙の余白を上手に使えると、計算ミス…すなわち単純ミスが減り、時間が余れば見直しもできる…良い事しかないんです d(^_^o) 算数の偏差値と計算ミスの関係は実に明確です… 偏差値40〜50あたりの生徒にとっては計算用紙の使い方で大きく偏差値を上げる効果があると断言できます

 
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計算用紙の使い方で偏差値10アップ

計算ミスと偏差値の相関関係

息子が中学受験を始めた小4の夏から1年半で約30回の公式テストを受けてきました。そのテストのうち偏差値50以上を獲得したテストと偏差値40以下のテストの計算ミスなどの単純ミスによる失点の比率の統計をとってみました。結果は予想通り(?)かもしれませんが偏差値50以上を獲得したテストでは単純ミスは概ね10%以下である 事が事実として分かりました。

つまり… 偏差値50以上をコンスタントに獲得している生徒は大前提として単純ミスをほとんどしていない。偏差値50以上のステージに行きたければまず計算ミスをなくす事。お子様のテスト用紙を観察してみて、もし計算ミスがあるようでしたら、ちょっとした工夫で偏差値は一気に10も20も上昇する可能性を秘めています。

中学受験における偏差値はちょっと特殊です。以下の記事もぜひご参照ください!
参考 中学受験:偏差値40を正しい理解を

入試で試されるのは “早く正確な処理能力” である

算数の入試問題。入試問題を作る側は受験生のどんな能力を試したいのでしょうか? 1つは…問題を正しく解釈し解法を論理的に考える事ができるか? もう1つ判定される大切な事…それは答えを導くための 手続きを早く正確に処理することができるか?です。どんなに難しい応用問題も最後はこの処理能力が必要になります。

事実…大手予備校が実施している判定テスト(四谷大塚の志望校判定テストやサピックスの志望校診断オープンなど)の問題分布を見ると 基本問題で計算ミスをしなければ概ね偏差値50を突破するような作りになっています。その理由は…多くの中学校入試で単純ミスをしない生徒を評価するような入試になっているからですね。

多くの受験塾で “計算” が重視され宿題がたくさん出るのもこのためでしょう。

頭が良い人は字が汚い!?

東進ハイスクールの林修先生の発言により広まった経験論です。確かに…私の高校時代の友人で東大に行き今も宇宙物理学をやっている友人は字がとてつもなく汚かった。ただ、汚いというよりは急いでいるという感じ…頭の本当に良い人は思考スピードと筆記スピードを合わせるために字が汚くなるんだと理解しています

中学受験に臨む小学生の受験生はどうでしょうか? ほとんどのお子様は字をキレイに丁寧に書くべきです。頭の良い人は字が汚いというのは事実かと思います。が…受験生は字をキレイに書くべきです…小学生はまだまだ思考力を育てる時期です。計算ミスを減らし、見直しができる。こんなメリットを捨てるのはもったいないです!

ダメな計算余白…その理由と改善効果

事例①: ”手続き”を書いていない

まずは以下の2つの計算余白の使い方を見てください…私の息子のビフォア・アフターです(^_^;)

もし…お子様のテスト用紙が前者のようにグチャグチャなっていたら、まずは 余白は “計算”を書くための余白ではなく”手続き”を書くための余白である事を教える 事をオススメします。”手続き”とは何でしょうか? “手続き”とは問題と解くための論理的な思考の流れを式に落としたものです。ちょっと分かりにくいので定義してみました(^_^;)

では、具体例を交えて…。

“手続き”を書いていない計算用紙の使い方は実に色々なものを捨ててしまっています。計算ミスや単純ミスを防ぐ事もできず、時間が余った時に見直しをする事もできず、本来の算数の本質である紙の上で論理的な思考をするという基本的な事も捨ててしまっている事になります。

事例②:筆算を適当なところに書く

私の息子は計算過程で必要になった筆算をまとまったスペースにまとめて書くというやり方をしていました。後から見ると…どの問題の計算かもわからない筆算がひしめき合う見るに耐えない光景です(-_-) これではいざという時に見直しができないし…出来たとしても筆算を探すのに時間がかかる! 筆算は”手続き”のすぐ横に書くべきでしょう。

事例③:やたら式を省略しようとする

私の息子は低学年から”そろばん”をやっていました。そのためか…計算はやたら速い(^_^;) 2桁の掛け算あたりは途中の計算式や筆算をすっ飛ばします。特にミスは発生していないので、そこまでは良かったのですが… 分数の計算で割り算を掛け算に変換する部分や、帯分数を仮分数に直すところをすっ飛ばしたとたん計算ミスを増産しました(-.-;)

事例④:やたら字がデカい

たった1問の計算問題を解くのにどデカイ字でノート1ページを使う小学生がいます(うちの息子です)…(。-_-。) これは塾の先生にも改善するよう指導をうけているんです。そら、そうだ…。本番のテストでは計算スペースは限られているので、ある程度コンパクトに計画しながらかけなくてはいけないんです。

単純ミスをしない計算用紙の使い方

ダメな事例を4つご紹介しました。その教訓から単純ミスを起こさない計算用紙(テスト用紙の余白)の使い方は以下のようになります。テストの問題用紙からあらかじめ余白を計画し”計算”ではなく”手続き”を書くだけで…計算ミスが大幅に減り、見直しもできるようになり、さらには解法の気づきを得られる大きなメリットがあります!

参考:円周率計算は暗記!

計算スペースを大きく陣取り、計算ミスも発生しやすいのが小数点の計算ですね…。よく出てくる小数に円周率がありますが、塾では円周率の筆算はできるだけしないように指導されます。せっかく 3.14 という固定されたものなので計算ミスの温床になるので計算するのをやめちゃいましょう…という考えです。

3.14×2=6.28… 3.14×3=9.42… 塾で配られるプリントには3.14×20まで記載されており全て暗記するよう指導されます(@_@) ただ…完璧に暗記できるまでは苦労していました。週2回…強制的にミニテストを行いようやく暗記したという感じです。リスクの高い小数の筆算を避けられるのであれば得策ですね d(^_^)

まとめ

計算ミスと偏差値には明らかな相関関係がありました。偏差値50以上のステージに行くには概ね計算ミスを1割以下にする必要があります。計算ミスに代表される単純ミスを減らすには計算用紙の使い方を改善するのが良い対策の1つとなります。もしお子様の計算用紙がグチャグチャであったら試してみてはいかがでしょうか?


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