中学受験:中学受験のメリットとは?…私立中高一貫校は本当に大学受験に有利か?
中学受験のメリットとは何でしょうか? なぜ高い費用を掛けてまで受験をするのでしょうか?
※ 本記事は10月に公開した投稿を少し改版したものです d(^_^o)
私の場合は息子が自ら中学受験をしたいと言い始めたことから中学受験を開始しましたが、昨年の秋にこのブログを開始してから 色々な方からコメントや個別の問い合わせをいただくようになりました d(^_^o)
その中で最近多い個別のお問い合わせ。それは…中高一貫校が大学受験に有利というのは受験産業の流した嘘だ…騙されるな!というもの…えっ∑(゚Д゚) 思い掛けないコメントに驚き調べてみると、少数ではありそうですが中学受験否定派が存在している ようです。
そこで、改めて 私がなぜ息子に中学受験をさせる事を決めたか 整理しまとめてみました。考えをまとめてみると大きく3つの理由に集約されます。皆さまとどのくらい共通しますでしょうか d(^_^o)
それでは、詳細をご説明しますo(^-^)o
目次
我が家が中学受験をする理由とは
理由1…何でも早い方が有利
突然ですが…北米プロアイスホッケーリーグの選抜選手は 40%が1月〜3月生まれだそうです。そして、ある年のチェコの選抜サッカーチームのメンバーは75%が1月〜3月生まれだそうです_φ(・_・
驚いたことに…欧米のプロスポーツ選手は圧倒的に1月〜3月生まれが多い
これはイギリスのライター マルコム・グラッドウェル氏の” OUTLIERS” (邦題は ” 天才! ” )に記載されている統計的な事実です。また、2006年の 川口大司 氏 (当時 一橋大学の准教授) の論文によると…
4月生まれは3月生まれと比べ 最終学歴という側面で偏差値が3ほど高い
という結論を出しています。ミモフタモ無いような話ですが、多くの学者の研究から得られた紛れもない事実なんです。残念ながら 欧米では1月生まれが、日本では4月生まれが有利 なんです。
なぜ、こんな偏りのある統計結果が出てしまうのでしょうか。多くの論文に共通する結論。それは 周りよりも先にちょっと飛び抜けることが有利である要因 だとされています。つまり…こういう事です_φ(・_・
サッカーでもホッケーでも…そして勉強でも 早く着手したほうが有利に働く事は紛れもない事実 のようです。
中学受験にチャレンジするという事は一般の人が中学2年生から3年生に経験する受験勉強を3年早めに着手する事。そして2018年時点で中学受験を選んだ小学生は全国ではわずか8%、首都圏でも19%です。
小学生のうちからコレだけ勉強するのですから他の8割の小学生より有利なのは間違いない でしょう…
中学受験の社会科の問題を見てみましょう。ほぼ高校受験に出てもおかしく無いレベルの問題ですね(@_@) 仮に受験に失敗して 地元の公立中学校に進学したとしても圧倒的なアドバンテージになる でしょう。
理由2…競争社会の経験
現在の世の中は” 競争社会 “です。学生時代も就職して社会人になっても、逃れる事はできません。じゃあ…いつからどんな方法で “競争” の練習をすべきでしょうか?
最も手取り早い方法は “受験” でしょう。小学校4年生から始まる “中学受験” も “競争” の練習にはもってこい です。なぜ、中学受験が良いか… 理由は以下のとおりです。
1. 競争の結果が分かりやすい
2. 仮に失敗しても大丈夫
理由3…社会的な教養が身につく
これは中学受験の活動をはじめた後に強く実感した事です。世の中の常識や教養が身につくんです。まだまだ “子供” だと思っていた息子がニュースについて語りだす…∑(゚Д゚) 理由は受験を通した日々の活動に他なりません。
中学受験では社会科を学ぶと同時に “ほぼ中学生と同レベルの地理と歴史と公民” を学習することになります。さらには時事問題の対応のために、小学生用の新聞を毎日読む ことになります。そしてテレビのニュース解説番組も見ています。
中東パレスチナ問題… ノーベル賞の受賞者… 世界遺産の登録… 中国の経済的な台頭… 北朝鮮の核問題… 世界情勢のニュースの話題を大人と話すことができます。中学受験を始めるまでは想定してなかったのですが、今では大きなメリットのひとつと感じています(^_^;)
参考リンク:8割が出題する”時事問題”…小学生向け新聞は役立つか?
その他に中学受験で気をつけたいこと
中高一貫は本当に大学受験に有利?
よく言われる私立中高一貫校が本当に大学受験に有利かという事について… 中学受験を経験するという行為そのものが有利に働いている のでしょう。
実際に東京大学の合格者数を見ると、上位のほとんどが中高一貫の難関校です。また東京都立の国立高校や千葉県立の千葉高校が名を連ねます。でもここに名を連ねる学校の共通点、
それは…入学する時もかなり偏差値が高いという事 (^_^;)
これらの学校に入学する生徒は、もともと中学受験なり高校受験なりで受験に勝ち抜いてきた人たち ですよね。だから大学受験でも良い戦績を収めるんです。有利だとかいう議論自体がナンセンス (-_-;)
ですので 中学受験に挑むという行為自体が大学受験にも有利 に働くと思います d(^_^o)
ただし、中学受験での偏差値と高校受験での偏差値は、同じ数字でも数字の持つ価値が大幅に異なるのでお気をつけましょう。偏差値の正しい理解を得られる記事もご参照ください!
ところが…時代は新しい時代に入ろうとしています∑(゚Д゚)
2020年から教育改革が始まる
ご存知の事とは思いますが2020年度から教育改革が行われ 大学入試も大幅に変わります。このブログを読んでいる親御さんのお子様は間違いなく新しい大学入試を受けることになります(@_@)
新しい大学入試では、国語や数学には記述式の問題が多数出題され自分の考えを述べる能力が問われます。英語も読んだり聞いたりするだけでなく、書いたり話したりする技能を問われます。
私立中学校ではディベートをカリキュラムに取り入れている学校もあれば、論文作成を強化している学校もあります。今後は単純な進学実績ではなくカリキュラムも気にする必要がありそうです。
親のエゴ?子供がかわいそう?
中学受験は親の意志であり、子供がかわいそうだ!小学生は勉強よりも友達と自由に遊ぶべきだ!という声もよく寄せられます(^_^;) 果たしてそうでしょうか?
そもそも我々人間は生まれた時点で社会というシステムの中で生きざるをえません。子供の意志に関係なく小学校に行かなくてはならないし、中学卒業時には高校受験をしなくてはなりません※ ね…。
※ 高校受験は強制ではありませんが、中学3年生の97%が高校へ進学します…(^_^;)
子供は社会のルールの中で生きているという事を既に知っています。子供も高学年になるにつれてそのルールの中で許される道について明確な意志を持ちはじめます。
やめたければやめたいと言いますし、嫌だったら嫌と言いますd(^_^o) 子供と対話する事が大切ですね!
まとめ
なぜ中学受験をするかについてまとめました。カリキュラムや設備の充実度などたくさんの理由があるかと思いますが、我が家では 中学受験という行為そのものに意味がある と考えていますd(^_^o)
仮に中学受験に失敗したとしても 大きなアドバンテージとなる事は間違いありません!
・中学受験
・父親主導
・早稲アカ
3つもキーワードが同じなのに、こちらのブログに昨日出会いました。
もっと早く出会いたかった。
スケジュール表:具体的な問題集まで書いてあって解り易いです。
問題集:○△×記入は「まったく続きませんでした」がシール貼るのは解り易いです。
その他にもいろいろな気づきが。
しかもすごくきれいなブログで、セミプロ?の仕上がり。
こんなブログ見つけた! という記事(日記ですね、うちの場合)で少ない方々向けですが書かせて頂きました。
しかし、思うんですよ。例えば「演習問題集に、シール貼ってきましょう」
自力でできたら緑、テキストやノートみて出来たら黄色、歯がたたなかったら赤とか
(信号です)。って塾でいうだけで、その塾全体の子供たちの成績が上がると思うんですよね。
スケジュール表も年2回くらい、作りなさい、っていうけれど、それでおしまい。
具体的な例を示さないから、とりあえず出すけど、使った事ない。
と、思いました。また宜しくお願いします。
地方出身パパさま
コメントありがとうございます!
ブログ拝見させて頂きました。
当ブログのご紹介ありがとうございますo(^-^)o
中学受験、父親、早稲アカ
共通点が多いですね!
ちなみに、小6の息子の後に今度小4になる
娘も受験を控えています。
コメントいただいた通り、
勉強の仕方のフォローが成績の伸びに
つながるのは間違いないですね。
なので、当ブログの記事もそちら系の
投稿が多くなっています(^_^;)
地方出身パパ様のブログも訪問し
参考にさせていただきますので、今後とも
よろしくお願いいたします!