中学受験:親の過干渉は本当に悪影響? 親が活用すべき5つの行動
中学受験と過干渉は隣り合わせ?どうすれば悪影響を与えないかまとめました
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こんにちは。かるび勉強部屋 ゆずぱ です。
親の過干渉は本当に悪影響なのか?過干渉といってもどんな干渉のしかたがマズいのか? 干渉するなとはいえ親の気持ちも汲み取って欲しい…。どうすれば良いのか分からない (>_<)
我が家も中学受験の結果を出そうとするあまり、かなり過干渉気味の関係となってしまいましたが… 息子は自信を持ち、自律して生き生きと中学生生活を送っています。
親の過干渉と中学受験サポート
親はどのように振る舞えばよいのか?
とあるビジネス本をベースにして、我が家ので実際にやった ”過干渉によるやる気ダウン” や “自己肯定感の下落” をさけるために実践した ”5つの行動” を紹介したいと思いますd(^_^o)
目次
親の過干渉がダメと言われている理由
親の過干渉…一般的には3つの悪影響があると言われています。でも、そもそも過干渉って何だ? まずは親の過干渉について、その定義と悪影響をシンプルに解説します。
親による過干渉のシンプルな定義
ざっくり言うと以下の2点です…_φ(・_・
(1) 子供の考えや行動を認めない
(2) 子供が思い通りに動かないとキレる
当然ですが生まれたばかりの赤ん坊も、成長するにつれ自我と意思を持ちますが…それを親が認めないこと。これが親による過干渉の定義です…(・_・;
では親の過干渉による悪い影響とはなんでしょうか?
親の過干渉による3つの悪影響
一般的には親の過干渉による悪影響は以下の3つがあると言われています。いずれも 自我や意思を否定されることによる影響 ですね。とてもロジカルな結果といえるでしょう(>_<)
(1) 自分で考えなくなる
(2) 自己肯定感がなくなる
(3) やる気がなくなる
最終的には…自己肯定感を失い、やる気が失せてしまう ので結果として親の望む通りにはなりません。こうなって欲しいという親の想いとは逆効果なので避けるべきですね。
過干渉を避けるために何を?
中学受験に挑む世帯は、親の意思と子供の意思が合致せずに過干渉に陥りがちになること…親としてきわどい感じです(^_^;)
親の過干渉についての文献でも “学歴重視の親に多い” と書かれています… 中学受験世帯って気をつけなければならない!?
じゃあ…どうすりゃいいのか…?
これから私が息子に気持ちよく意思をもって受験を乗り切ってもらったポイントを紹介します。
参考にした書籍:
『 影響力の武器 』
著:ロバート・B・チャルディー二
では詳細に参りましょうd(^_^o)
親が活用すべき5つの行動
行動① 宣言効果と一貫性法則
子供の意思や考えを否定して指示してはいけない…。
だったら本人の口から宣言してもらえば良い d(^_^o) 心理学的には 宣言効果 というものです。そして、自分で決めたことは正しいと考える一貫性法則です _φ(・_・
何か自分の意思でやってもらいたいと思ったら子供に疑問形を投げかけ、子供自ら考えてもらい宣言してもらう… それだけで達成率は大幅に上がります∑(゚Д゚)
小学生だとやや成功率は下がるのは事実かと思いますが、私の息子には効果がありました。 普段の1日の勉強時間から、勉強の合間の休憩時間まで…。宣言効果バンザイです o(^-^)o
何事も 疑問形で問いかけて本人の口から宣言してもらうというシンプルなものですが、ポイントがあります。
ポイントは 真面目に悩んだ末に決めて宣言したものの方が 圧倒的に成功率が高い… まずは 週間スケジュール を子供みずから決めてもらうのを試してみると良いですd(^_^o)
行動② 家庭内で社会的証明の原理
中学受験をはじめたものの…まったく自分ゴトにならない。
学校の周りの友達は受験をしない人たちもかなり多い。親から ”よそはよそ、うちはうち”と言っても効果は無い でしょう。ましてや受験を強制しようものならまさに過干渉に発展… (-_-;)
なぜ自分ゴトにならないのか?それもそのはず 人は周りの人たちがやっていることほど正しいと判断 してしまう。逆に周りの人たちがやっていないことは不安に思ってしまう。
社会的証明の原理です_φ(・_・
これには2つの方法を実践してみました。ひとつは何も強制せずにただ学校見学や模試を受けてみることです。自分は少数派では無いと思うだけでだいぶ違います。
もうひとつは、親も一緒に受験勉強をすることです。意外とコレが効きました∑(゚Д゚) 毎週末、私は子供と計算問題の勝負をしたり、一問一答をお互いに出し合ったり…
ついでに、子供の受験に合わせて、親である私自信も 国家資格である情報処理技術者試験の勉強を始め、さらにはTOEICのスコア記録更新を狙い いわゆる勉強モードにd(^_^o)
家庭内で 社会的証明の原理を発動できないか と悩んだ末、やってみたところ意外にも効果がありました∑(゚Д゚)
行動③ 理由を添えるだけの工夫
とはいえ…子供にやってもらいたいこともある。
子供は国語が好きで国語ばかり勉強する。でも親としては苦手な算数を徹底的にやって受験力のベースアップをしてもらいたい。そんな時はどうすれば良いでしょうか?
やってもらいことに理由を添えるだけ
“影響力の武器”によると…理由はロジカルでなくても何でも良い、理由を添えるだけで聞いてくれる確率が劇的に上がる、との心理実験結果が示されています∑(゚Д゚) 本当かよ…。
だったら 何でも良いので理由をつけてお願いしてみよう。試しに… 今回のテスト範囲の単元がパパの好きな単元だから 今回は算数の勉強を集中的にやろう!と。
ウソのようですが シンプルに ”国語じゃなくて算数をやれ” と言うよりも格段に受け入れ率が増えます∑(゚Д゚)
行動④ 返報性の原理も利用
親も中学受験することを望んでいる…頑張らなきゃ
いくら子供が中学受験を自分ゴトにしたとしても、もし親である我々がテストの結果を頻繁に気にしていたら…心の中ではこんなことを思っているでしょう…
こちらの要望を聞いてもらうには、相手の要望をきくこと
いわゆる 返報性の原理です d(^_^o)
子供がやりたいこと。特にやたらお金が掛かったり、多少無茶なお願いであっても、ちょっと渋った後に… ”そんなに言うならしょうがないなぁ” といって受け入れてあげる。
例えば…、好きな本やサッカー用具の購入、学校に行く時の駅までの車の送り迎え、友達と遊びにいきたいという要望、ちょっとした要望を受け入れるだけで返報性の原理が働いたように思います。
行動⑤ 自由時間には好きなことをさせる
最後はやっぱりコレですd(^_^o)
自由時間は好きなことをさせる。泥だらけになり手間がかかる事でも、親から見てトンチンカンな事でも… 子供の好きなことをやらせることです。
間違っても “自由時間の間に学校の準備をしちゃいなさい” とか、”受験生なんだから新聞でも読みなさい” とか… 自由時間が自由でなくなることはしない_φ(・_・
ついついやっちゃいがちですが… 我が家では わずか30分の休憩時間に公園にサッカーをしにいくなど、否定せずに自由にやらせていました。好きなことをやった後は勉強をする顔も違う(・_・;
まとめ
今回は 親の過干渉に陥りがちな中学受験世帯における 子供への悪影響をさけるための親の行動をまとめました。『影響力の武器』という文献をベースに筆者が実践して噛み砕いたもの です_φ(・_・
行動① 宣言効果と一貫性法則
行動② 家庭内で社会的証明の原理
行動③ 理由を添えるだけの工夫
行動④ 返報性の原理も利用
行動⑤ 自由時間には好きなことを
我が家では色々なプレッシャーでトラブルもありましたが、子供は自分の意思で受験を乗り切り、進学後も生き生きと自律した生活を送っていますo(^-^)o
参考にした書籍「影響力の武器」は以下から購入できます_φ(・_・
いつも楽しみに拝見しています。
自由時間にすることに制限をかけてしまう気持ちわかります。
さらに、自由時間を多めに与えた日の夜
「あの自由時間が無ければ、寝る前に歴史の見直しができたのに。」と自分がいらいらしてしまいます。こういう場合はありましたか??
親のメンタルの保ち方が知りたいです。(現在5年)もしよければ教えてください。
まの様
かるび勉強部屋 ゆずぱ です。
自由時間に
YouTubeを見て過ごしてしまう…
サッカーをして泥だらけになる…
何もせずにボーっとしてる…
思ってしまうことは多々あります(^_^;)
親自身のセルフコントロールも必要ですね。
自由時間に好きなことをさせた方が
・その後の勉強効率が上がる
・中期的に見るとやる気が継続する
・しょうもないことに見えて子供は吸収している
=自由時間を無駄に使うことが結果的に良い
こう思う(自己暗示する)ようにしていますd(^_^o)
ゆずぱ様
何もせずにぼーっとしている。確かにそう見えますね。
結果的に良いという自己暗示(^-^)
納得できました。いつもありがとうございます。励みになります。