中学受験:第二次世界大戦の流れを単純フローで分かりやすく

第二次世界大戦あたり…よく分からなくて苦戦していませんか?

中学受験における歴史分野…とにかく分量が多く内容が複雑なので覚えられない… そんな悩みをお持ちでは無いでしょうか? 少なくとも私の息子は混乱し、特に第二次世界大戦あたりは…色々な事が混同しています(@_@)

中学受験の歴史の教科書やテキストは大半が文章で書かれているため、そのままではイメージとして掴むことが難しい場合が多いですね。歴史というものは平たく言うと物語(つまり出来事の流れ)ですよね? 文章を頭のなかで流れにできないと理解が難しいんです。

よく理解できない場合には… 単純化してフローにするとすごく分かりやすくなる のでオススメです。

 
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単純化してフローにするとは?

単純化してフローにすることをシンプルな図で表すと以下のようになりますd(^_^o) パッと見て理解できるのが単純フローの特徴です。

歴史の教科書は流れになっていない

以下の記事で述べたように日本の教育で使われる歴史の教科書の大部分は流れになっていません(@_@) ここで言う”流れ”とは ① 歴史的イベントが起こった順番に ② 起こった原因や背景 と関連づけられている事です。順番にならんでたら分かりやすいのに…(-_-;)

参考:歴史の成績を伸ばす3つの対策

人は”概要から詳細”の方が理解できる

いきなりですが…”タンブレリ”というものをご存知でしょうか? 知らない方はこれがナニモノなのか想像してみてください(^。^) この得体のしれない単語を他人に理解してもらおうと思ったら…説明は以下のようにするのが最適といわれています。

“タンブレリ”はスポーツです。バドミントンに似たスポーツです。ラケットの代わりにタンバリンのようなラケットを使います。コートの広さは9.45m × 4.1mでネットの高さは1.73mです。21ポイント先取した方が勝ちとなります。

なんとなく理解できたでしょう?概要から説明してみましたが、説明の順番が逆だったらどうでしょうか? 分かりやすい説明は概要から詳細に入っていきます。中学受験も同じです。概要をつかんでから詳細を…その工夫が単純フロー化なんですd(^_^o)

歴史の概要はシンプルなフロー図

中学受験の歴史の場合は、”単純なフロー”が最初に把握すべき事柄(概要)にあたります。年号を覚えたり、用語の意味を覚えたり、人の名前を覚える前に出来事の流れを最初に把握すべきです。中学受験の入試問題も流れを把握しているかを問う問題が出題されます。

戦争史を “単純フロー化” する

日本の戦争史を単純フロー化

明治時代以降の日本の戦争の歴史を単純化してフロー化してみましょう。最初にお断りしておきますが、単純化する事により厳密な歴史的事実が欠落してしまう場合があります。歴史の事実は色々な要素が重なりとても複雑なものですが思い切って欠落させましょう

情報が少なすぎるように感じるかもしれませんが…これくらいのシンプルさで良いと思います。近代以降、日本は6つの戦争を行なっています。最初の3つは10年間隔で…後の3つは2年間隔で開戦しています。後の3つは1945年に一度に終わっていますねd(^_^o)

こうやってフローになっていて、しかも情報量がこの程度であれば、頭の中のイメージが混乱せずにスッと入ってきませんか?

まずは単純フローを頭に入れる

単純なフローができたら、このフローを頭の中に定着させることが大切です。もっと実用的な入試に出るような細かい内容を付け足したくなるかと思いますが、グッと我慢して…フローを 何も見ずにノートに書けるくらいなるまで頭に定着させますd(^_^o)

自分で単純化できるのがベスト

可能であればお子様が自力で、教科書に書かれていることを単純化して自力でフロー図に起こせるのがベスト です。本ブログにもこれから可能な限り掲載しようと考えていますが、それはあくまで参考です。単純化のパターンは人それぞれ無限に存在します!

有名な経営者の稲盛和夫さんの名言に「バカな奴は単純な事を複雑に考える、賢い奴は複雑なことを単純に考える」というのがあります。単純化して考えるということは、物事を体系的に捉えることができるという事…将来にわたって役に立つ技能ですね d(^_^o)

戦争史に “肉付け” をする

“開戦のきっかけ” を肉付け

全体的なイメージが頭の中に定着したら、次は”肉付け”です。”肉付け”とは…フローだけでは分からない情報を書き込んでいく作業 です。無計画に知っている情報を書き込むのでは無く、テーマを決めて書き込みます。

手始めに”開戦のきっかけ”にテーマを定めて肉付けをしてみたいと思います。

1)日中戦争のきっかけ

日中戦争のきっかけを知るために 満州事変 という事件を知る必要があります。満州事変とは中国にいた日本軍(関東軍)が、当時日本が所有していた南満州鉄道の線路を爆破した上、中国の仕業だとして満州を占領してしまった事件です。

これで日本と中国の関係は険悪に…中国は日本の自作自演だと国際連盟に訴え、国際連盟は中国の訴えを認めますが、日本はそれを認めず 国際連盟を脱退 してしまいます。かなり険悪な関係の日本と中国…(@_@)

そんな中…1937年7月 北京の近くにある盧溝橋というところで駐屯していた日本軍に中国軍が実弾を発砲。日本軍と中国軍が衝突します。これが 盧溝橋事件 という事件で、日中戦争のきっかけと言われています。

2)第二次世界大戦のきっかけ

この頃は 世界的な不景気… 植民地の無いドイツは経済を改善しようと侵攻を開始します。ドイツがポーランドに侵攻 した事がきっかけで第二次世界大戦が開戦します。この侵攻を受けて、ポーランドと同盟関係にあったイギリスとフランスがドイツに宣戦布告します。

ドイツ vs イギリス・フランス。あれ…日本とアメリカがいないですね (・_・?)

日本はというと…日中戦争の真っ只中!戦争の長引かせたくない日本は、ヨーロッパで強かったドイツとイタリアとの間で 日独伊三国同盟 を結びます。これで日本はドイツ側に付き、日本・ドイツ・イタリアの三カ国が枢軸国と呼ばれます。

アメリカはというと…イギリスと 大西洋憲章 を結び、共にドイツと戦うことを約束します。これでアメリカは、イギリスやフランス側に付き、さらに日本と戦っていた中国も合わせて、これらの国は連合国と呼ばれます。

3)太平洋戦争のきっかけ

最後は太平洋戦争のきっかけです。東アジアで領土をガンガン広げる日本を止めたかったアメリカは 日本への石油の輸出を停止 します。日本は石油が無いと困る! 日本はアメリカと石油の輸出再開を交渉しますが交渉は決裂します。

これを受けて…日本はアメリカと戦う事を選択します。1941年12月 日本はアメリカ海軍が駐屯するハワイの真珠湾を攻撃 し、イギリス領のマレー半島を攻撃 します。この攻撃が きっかけとなって 太平洋戦争 が開戦することとなります。

戦況を左右するイベント” を肉付け

次は8年にわたる戦争で戦況を左右するイベントを肉付けしてみましょう。いずれも中学受験に出題されやすいものを厳選したものです。全部で10個のイベントをリストアップしてみました d(^_^o)

中学入試ではこの出来事の順序性がよく出題されます。とはいっても…10個もあるイベントを覚えるのは大変ですので、以下のように3つずつに分けて内容を把握することをオススメします。しっかり抑えましょう!

1)日中戦争中の出来事

日中戦争が長引いてくると、戦争に使う物資(武器や燃料などですね…)が足りなくなり、戦地で戦う兵士や工場で武器をつくる労働力も足りなくなってきました。さぁ、どうしよう…そうだ、政府が好き勝手に物や人を動かせるようにすれあいい!

そうしてできた法律が 国家総動員法 です。この法律は議会の承認がなくても政府が、戦争に必要な物や人を動かせるようになりました。例えば軍需工場で人が足りなくなると、一般の人に命令が下り軍需工場の働き手として徴用する事ができました。

2)太平洋戦争突入前3つの出来事

第二次世界大戦が開戦した時点では 日本は参戦していませんでしたよね…。だって日本は中国と戦争していましたから…でも、日中戦争が思ったより長引いてしまい、ヨーロッパでガンガン領土を拡大していたドイツの強さにあやかろうとします。

さらに北の方から攻められても困る。そして 日独伊三国同盟 と 日ソ中立条約 が結ばれました。これで、ヨーロッパで勢いのあるドイツも味方につけ、ソ連も攻めてこないという約束も果たしました。ところが…アメリカによる石油の輸出禁止が発動されます…。

そんな中で、首相に就任したのが 戦争をガンガン進める派の陸軍出身 東條英機 です。

3)日本が大敗3つの出来事

太平洋戦争の開戦後は、日本は東南アジアや太平洋の島を次々と占領… ところが1942年に ミッドウェー海戦で大敗 した事をきっかけに各地で大敗をつづけるようになります。中学受験ではこのミッドウェー海戦がよく出題される ようです。

日本の大敗後、いよいよ日本本土に攻められてきます。そこでよく試験に出されるのが、1945年3月に大規模に実施されたの 東京大空襲 と、1945年4月の 沖縄戦 です。軍人でない多くの一般人が亡くなったのもこの2つの出来事によります。

4)終戦直前3つの出来事

最後は終戦直前の3つの出来事です。この3つの出来事は必ず日付けも覚えましょう!ドイツも降伏し孤立した日本に起きた出来事…1945年の8月6日には広島に原爆が投下され、その直後の8月8日にはソ連が日本に宣戦布告します。

さらに8月9日には長崎に原爆が投下されました。そして8月15日にポツダム宣言を受け入れ終戦となります。特に忘れがちなソ連の宣戦布告の順序性が中学受験の入試で出ることがあるようです。しっかり抑えましょう!

“戦後の講和条約” を肉付け

お子様はいろいろな条約が出てきて混乱していませんでしょうか? 条約にもいろいろな種類がありますが、戦争が終わったあとの講和条約は戦争とセットで抑えることをお子様としっかり意識合わせしていきましょう!

それでは日本の戦争史の単純フローに講和条約を肉付けしてみましょう。

1)日清戦争〜第一世界大戦

申し訳ありません…m(_ _)m 本記事は、第二次世界大戦あたりを解説している記事ですので、詳細のご説明は割愛させていただきます。ただし、上記のフロー図には抑えるべき事を肉付けをしておきましたので、ぜひ、ご参考にしてください!

2)日中戦争〜太平洋戦争

ポツダム宣言は、講和条約っぽいんですが条約ではありませんd(^_^o) 日本軍の武装解除や、日本による東南アジアや太平洋の島々の植民地を解放することを宣言した文書です。ポツダム宣言自体は終戦よりだいぶ前に発行されていたんですが日本は無視していました。

1945年の8月15日になって日本が受け入れる事を認めて終戦となりました。8年にわたる戦争の講和条約は1951年のサンフランシスコ講和条約 です。この講和条約によって日本は北海道・本州・四国・九州に限って主権を回復(独立を回復)します。

まとめ

歴史の教科書は長い長い文章で書かれていますので…ただ読むだけでは理解が追いつかない…。絶対的にオススメするのは歴史をフロー図で理解するという方法です。フロー化をするときは全ての情報を入れるとごちゃごちゃになるので以下の2段階で整理しましょう!

歴史教科書を把握する工夫
① 単純化とフロー化

② テーマを決めて肉付け

第二次世界大戦あたりのフロー図へは以下3つのテーマで肉付けをすることで概ねの中学受験対策が可能かと思います。

肉付けすべき事項
① 開戦のきっかけ

② 戦況を左右する出来事
③ 戦後の講和条約


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