中学受験:昆虫の冬越しはどう覚える?昆虫はマップ暗記で攻略!
無数にある昆虫の特徴が覚えられない!マップを作ってイメージ記憶
※2019年1月28日 冬越しのマップを一部修正(アキアカネ)。ご指摘いただいた方ありがとうございましたm(_ _)m
こんにちは、かるび勉強部屋 ゆずぱ ですo(^-^)o
植物の分類の記事を公開したところ何名かの方からコメントをいただきました!ありがとうございます。マップによる記憶ですが、植物分野だけでなく動物分野にも活用する事ができます。もちろん昆虫分野に応用できます d(^_^o)
それだけではなく…理科の化学分野(無数にある化学物質)や社会の地理分野など…とにかく無数にあって全体像がつかみにくいものに応用できます。当ブログでも順次扱っていきたいと思います!
完全変態に不完全変態…、冬越しの仕方、足の数からまで…昆虫の分類をマップで行っていきましょう。
目次
最初はおさらいから… 動植物の分類の仕組み
動植物界の分類は階層構造である
植物の分類の記事でもお伝えしましたが、まず生物学会では常識となっている階層構造の概要からお子様と一緒に眺めてみましょう。分類の仕組みを知るという大切な事…なぜ小学生にこれを教えないのか不思議でなりません (-_-;)
実は… 階層構造になっていて「界門綱目科属」といった階層に名前がついています。
動物園や植物園でよく目にするアレです。ゴリラの檻の前には「 霊長目 ヒト科 ゴリラ属 」なんて案内板に書かれていますよね? 実は生物学の世界で決められた階層構造の階層の名前だったのです。
節足動物に分類される代表3種類
昆虫に代表される硬い皮で覆われていて手足に節がいっぱいある動物…難しい表現はやめていわゆる「虫っぽい」生き物。エビやカニやクモなども含まれますが「節足動物」と呼びます d(^_^o)
節足動物ですが中学入試に出てくる3つの種類は「昆虫綱」「クモ綱」「エビ綱」の3つです。大きな違いは足の数!昆虫は6本、クモは8本、エビは10本ですね _φ(・_・
昆虫のメジャーな分類は7種類
そして昆虫に分類される目は7種類を抑えれば良いでしょう。生物学会の先生方がその生物が持つ特徴ごとに分類しているので、間違いのない分類です。一見、関係のないセミとアメンボも同じカメムシ目…似ているんです。
覚えるべき7種類の昆虫
甲虫目、ハエ目、ハチ目、チョウ目、バッタ目、カメムシ目、トンボ目
昆虫マップで頭をスッキリさせる
※本項は別記事「無数にある植物の分類が覚えられない…マップ暗記が効果的!」で記載した内容と似ている内容ですので必要に応じて読み飛ばしてください(^_^;)
暗記のためのマップとは何か?
動植物界の基本的な分類の仕組みを把握したところで…無数にある昆虫群の暗記です。昆虫といっても知られている種類だけで3万種類以上あります。無数にあるものを覚えるのに役立つのがマップ暗記 です。
偉大な植物学者の先生方が長い年月をかけて作りあげた分類、それをマップ(地図のような感じ)と捉えて暗記する方法がマップによる暗記法です。3万種もマップにするわけにはいかないので必要なものだけを記します。
このマップに色ぬりをして覚えるのがマップ暗記法です。
マップ方式で暗記が楽になる
マップに色を塗っただけの暗記法…本当にこれって暗記に有利なのか? 教科書やテキストに書かれている文字による表記と比較してみましょう。全体像が見える事、視覚的に見える事 が覚えやすくなる最大の理由です。
マップを作る際の基本事項
マップを作るにはいくつか注意事項があります。それは数量を意識するという事… 冒頭でもお伝えしましたが発見されている昆虫だけで3万種もあります。ひとつの目に3つと決めたら3つのみマップに記します。
果てしない暗記ではなく”有限の暗記”である方が記憶が定着しますよねd(^_^o)
数を決めてマップを作るのは良いが…。新しい植物が登場したらどうすれば良いのか? 気にする必要はありません。基本となるマップを完全に覚えた状態で新たな植物が出てきたら付け足せばよいのです。基本を完璧にする事の方が大切です!慌てずに、欲張らずに!
具体的な色ぬりマップ
マップ① 足の数
足の数は明確にマップで分類できます。とてもシンプルですね!
マップ② 完全変態、不完全変態
“たまご→幼虫→さなぎ→成虫” と成長する完全変態と、”たまご→幼虫→成虫” と成長する不完全変態も明確にマップで分類することができます。クモなど他の節足動物はバリエーションに富んでいますので暗記不要です。
例えばクモは幼虫からいきなり成虫になる無変態などですね d(^_^o)
マップ③ 冬越しの仕方
冬の越し方は本当にバリエーションに富んでいます。中学入試でよく問われるものをマップ上に色ぬりします。気をつけなくてはならないのは越冬の仕方は同じ目でも種によって違うという事です_φ(・_・
マップ上では同じ越冬の仕方をする種は固まっているのでイメージで覚えましょう。
例えば、甲虫類やカメムシ類は種によってだいぶ違うんです (^_^;) 代表的なものだけ覚えましょう。トンボ目のメジャーどころは幼虫で越冬しますが、成虫で越冬する種もいるようです。
マップ④ ブランクマップで独自分類
色ぬりしていない昆虫マップは以下からダウンロードできます。写真のように色を塗って整理することができます。当サイトにも新たなマップは順次、掲載したいと思いますが、ぜひご活用を!
まとめ
植物に続き…節足動物(おもに昆虫)のマップをご紹介しました。植物や昆虫のように無数にある終わりなき暗記をするより、覚える範囲をマップ上に限定し、それを全体像として覚えるという手法です。
マップによる暗記のメリットを改めて。
1. 全体像が分かる
2. 視覚的である
色ぬりしていない昆虫マップは以下からダウンロードできます。ぜひご活用を!
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