中学受験:沿線格差はあるのか?受験生親が感じる3つの格差
“沿線格差”という本がちょっと前に流行ったが…中学受験の視点だとどうなる?
かるび勉強部屋 ゆずぱ です。
2015年ころから”沿線格差”という言葉がブーム になっています。その路線の混雑率とか路線ブランドなどをスコア化してランキングした書籍が流行ったからです…
堂々の1位は 京急本線 だそうです∑(゚Д゚)
混雑率なんてどうでも良い!
中学受験の視点だとどうなる?
今回は…一般的な指標ではなく、中学受験の世帯にとって気になる指標を路線別で比べるとどうなるのか? というものをまとめてみました。一般のランキングとは異なります d(^_^o)
新型コロナの影響で子供は学校… 親である私が夏休みになったのに子供は終日学校なので興味本位でまとめてみました(^_^;)
目次
子供の受験を経験した親が思う”沿線格差”
”沿線格差” とは?
かつては “国民みな中流” といわれたり “世界一成功した社会主義だ” と言われ格差が小さいと言われた日本。
そんな日本も格差社会が加速しています
さらに住んでいる場所で格差が生じる。ことに住んでいる最寄りの駅がどの路線にあるかで格差が生じているというもの。
それが沿線格差… らしいです。
うるせぇ、そんなもん個人の自由だろ!
というのが個人的な感想ですが、中学受験という視点では多少なりとも有利や不利がありそう です∑(゚Д゚)
子供の受験を終えて…感じた3つの格差
では…具体的にどんな格差があるのでしょうか?
実際に子供の中学受験を終えた親として感じた 格差を3つ紹介したいと思います。実経験からの感想です(^_^;)
とてもシンプルです…
中学受験をするにあたって… 当然ですが首都圏に私立中学は300校しかないので、通える中学校には格差がありそうです。
私立中学校の多くある路線には当然、中学受験専門の塾の数も多いです。そして中学受験に挑む子供の数も多い…∑(゚Д゚)
そして…忘れてはいけないのが受験日程!
冒頭に紹介した沿線格差では、のきなみ上位に位置する神奈川の路線も併願戦略という観点では最悪の条件 なのです∑(゚Д゚)
3つの格差を1つずつ紹介します!
中学受験における”3つの沿線格差”
格差① 選べる学校数の格差
もっともシンプルな格差ですd(^_^o)
住んでいる沿線に受験できる学校がどれくらいあるかという指標ですね。どれくらい差があるのでしょうか?
調べてみたところ…
けっこう格差がありました∑(゚Д゚)
最も受験できる中学校が多いのは… 山手線の内側です(^_^;) 50校以上の中学校が山手線の内側に集中しています。
山手線の外側はどうでしょうか?
トップは中央線です。中央線の沿線には30校以上の中学校があります。これは受験し放題ですね∑(゚Д゚)
一方、沿線に10校もみたない路線もあります…。これはどう考えても格差です…。
格差② 併願戦略の立てやすさ格差
もうひとつ大事な指標があります…
それは受験日程です
埼玉県と千葉県にある中学校は1月から入試が開始されますが、東京と神奈川は2月1日から3日間に集中しています∑(゚Д゚)
この現実をダイレクトに表現するとどうなるでしょうか?どうかんがえても神奈川県が不利 なんです∑(゚Д゚)
埼玉県や千葉県は1月に受験をして合格を勝ち取ることができれば安心感を勝ち取ることができます。東京都も埼玉や千葉に通える範囲に住んでいる場合は同様です。
ところが神奈川から埼玉や千葉に通うには…けっこう通学時間がかかります…。神奈川が圧倒的に不利…(-_-;)
沿線格差…。
格差③ 中学受験率の格差
最後は中学受験率についてです。
実は中学受験をする子供の数は地域によってかなり差があります。圧倒的に東京が多いのですが、神奈川、千葉、埼玉と続きます。
もちろん県単位で語れるものではなく、市区町村単位、それよりも小さい学校単位で異なります。
で、この受験率が意外と格差になるんです…
そのキーワードとなるのが心理学の世界では有名な”社会的証明”です。周りのみんながやっていることは安心、みんながやっていないことは少数派なので不安になるという心理ですね。
中学受験をする子供は、残念ながら全国的にみたら少数派です。ところが一部の地域では2人に1人に該当するんです∑(゚Д゚)
まとめ
今回は巷を騒がせている沿線格差について ”中学受験という視点” で焼き直しをしてみましたd(^_^o)
一般の沿線格差とは全く違います
沿線にある学校数という観点では中央線沿線が…そして併願戦略という観点では千葉と埼玉が圧倒的に有利です…。
しょうもない情報ですがご参考までにd(^_^o)