中学受験:二期作と二毛作の違いとは?実例もおさえて受験力アップ
農作物の収穫は1年に1回ではない!…1年に何回も収穫する農法がある
こんにちは。かるび勉強部屋 ゆずぱ です。
二期作(にきさく)と二毛作(にもうさく)…似たような単語で混同してしまいます(-_-;) 両方とも1年の間に何回も収穫する農法 なのですがその違いはシンプル…
同じものを収穫するなら ”二期作”
違うものを収穫するなら ”二毛作”
”期”という漢字には”決まった時間”の意味 があり、”毛”という漢字には ”農作物が伸び育つ” 意味 がありますd(^_^o) 漢字の意味と合わせるとさらにしっくりと理解できます。
さらに受験力をつけるためには二期作や二毛作の具体的な事例や歴史、”輪作”や”転作”といった言葉も合わせておさえるが∑(゚Д゚)
それでは詳細にまいりましょう!
目次
二期作と二毛作の違いとは
どちらも同じ土地で何回も収穫する農法
二期作(にきさく)と二毛作(にもうさく)…漢字の見た目が似ている上に、意味までもが似ています(-_-;)
農作物って1年に1回しか収穫できないイメージ がありませんか?日本で作られるコメなんかはそうですよね?
そこで登場するのが “二期作”と“二毛作” です…d(^_^o)
どちらも農作物の 生産性を上げるために1年の間に同じ土地で何回も収穫をすることを意味する言葉 なんです∑(゚Д゚)
ではその違いは何でしょうか…?
1年の間に何回も収穫する作物が ”同じ農作物” か “違う農作物” かの違い ですd(^_^o)
上記のように図で見るとわかりやすくなります_φ(・_・
二期作や三期作は同じ作物を 何回も収穫しています。二毛作や三毛作は違う作物を 何回も収穫していますd(^_^o)
ちなみに”期”という漢字には”決まった時間”の意味 があり、”毛”という家事には ”農作物が育つ様子” の意味 がありますd(^_^o)
二期作と二毛作の実例もおさえろ
受験力をしっかりつけるためには…実例もおさえておく必要があります。まずは二期作や三期作の実例から見てみましょう。
a. 二期作/三期作の実例
二期作の代表例は ”米の二期作” ですd(^_^o)
日本でも沖縄や鹿児島など暖かい地域ではコレが行われていますが、あまりさかんではありませんね(^_^;)
もう1つの事例は”野菜の二期作” です。
こちらは日本各地でけっこう行われています。九州地方ではじゃがいもの二期作 が盛んに行われています_φ(・_・
最後の事例は”米の三期作” です。
日本ではそんなに暖かくないので行われていませんが、東南アジアでは米の三期作が 行われているそう∑(゚Д゚)
a. 二毛作/三毛作の実例
二毛作の代表格といえば”米と麦の二毛作” です。
日本では鎌倉時代に西日本で始まり、室町時代には全国にひろがって米と麦の二毛作が行われていました∑(゚Д゚)
三毛作は ”米と麦に加えて蕎麦(ソバ)” が昔の日本で行われていたそうです。
三毛作も室町時代ごろ始まったそうです。
野菜の二毛作や三毛作は日本各地で 現在でも行われています。
例えば春から夏にかけてナスを作り、ナスを収穫後の夏からキャベツを栽培するという具合ですねd(^_^o)
二毛作を歴史の観点でおさえる
最後は二毛作を改めて歴史の観点でおさえましょう。
農業技術は昔から進歩し続けており、長い長い歴史がありますが、中学入試の世界では 鎌倉時代と室町時代 をおさえるべし!
二毛作については代表選手の”米と麦”です。
米と麦の二毛作は、鎌倉時代に西日本から始まり、室町時代になると全国的に広がっていきますd(^_^o)
現在では二毛作はあまり行われていません。
その他のややこしい農業用語
輪作 = 数年ごとに農作物を変える
輪作とは数年ごとに農作物を変えるという農法です。輪作の対義語として連作という言葉がありますd(^_^o)
例えば、毎年毎年トウモロコシを作る農家。毎年毎年同じ作物を作る農法を”連作” といいます。
一方、1年目はジャガイモ、2年目はマメ類、3年目はトマト…そして4年目はまたジャガイモに戻る。
このように 数年ごとに作る作物を変えることを”輪作” と言います。
実は…毎年毎年同じ農作物を作り続けると土地の栄養分が偏って作物が病気になってしまうことが… 輪作はそれを防ぎます。
連作に強い農作物(トウモロコシやタマネギやコメなど)は問題ありませんが、連作に弱い農作物は輪作をしたりします_φ(・_・
転作 = シンプルに農作物を変える
もうひとつややこしい言葉をご紹介します。またまた音の響きが似ているのですが ”転作” という言葉ですd(^_^o)
転作は… 超シンプルな言葉。作る農作物を変えるという言葉です。米農家をやめて野菜農家になる…これが”転作” です。
農家が転作をするにはいくつか理由があります。
(1) 国の減反政策による転作
戦後、日本では米の作りすぎを避けるために減反政策という政策を行いました。米農家に対して米を作る量を調整させるというもの。
それによって米農家をやめて他の農作物の農家に転作した農家がありました。現在(2018年以降)は減反政策は行われていません。
(2) 市場動向による転作
買う人が多くいればモノの値段は上がり、買う人が減ればモノの値段は下がりますよね。農業でも同じですd(^_^o)
農家も商売ですから…より儲かる農作物へ転作したりします(^_^;)
まとめ
まぎらわしい社会用語の代表格 “二期作”と”二毛作”… 漢字の意味と違いを知ればシンプルに理解することができましたd(^_^o)
さらに受験力をつけるために…
(1) 二期作や二毛作の実例をおさえる
(2) 二毛作の歴史についておさえる
(3) 他のまぎらわしい用語もおさえる
しっかりおさえて着実な受験力をつけましょうo(^-^)o
中2です。
「中学受験」用のサイトのようですが、中学校のテスト対策に役立たせてもらっています。
本当にわかりやすく、ためになっています!
今度のテスト対策にこちらのサイトのイラストを印刷してノートに貼りたいのですが、しても大丈夫でしょうか?
息子の中学受験のため、いつも参考にさせていただいております。
ありがとうございます。
1点、誤字の指摘を。
転作のスライドのタイトルのところが、”輪作”になっていないでしょうか。
(フリガナは”てんさく”となっています。)
こちらの見間違い等でしたら、何卒ご容赦ください。
匿名さま
かるび勉強部屋 ゆずぱ です。
いつもありがとうございます!
また誤植のご指摘たいへんありがとうございます。
すぐに修正したいと思います。
改めて、ご指摘いただいたこと感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。