中学受験:親による”ノート管理”で勉強効率アップ

小学生が陥りやすいノートの管理力不足…解消すれば勉強効率はグンと上がる

子供部屋に散乱する学校や塾で使うノート類…いつのノートかも分からない…中身を見ると何の教科すら分からない…使用中なのか使用済みなのかも分からない…我が息子のズサンなノート管理にうんざりです (o_o)

あまりにもノートがグチャグチャな状態だったので、5年生に入る春休みから 親である私が徹底的にノートを管理することを決意 しました!親によるノート払い出しシステム、そして…使用済みノートは集中管理です。

いざ、やってみると意外なほど勉強効率がアップ!そして…嬉しい副作用も発見しました d(^_^o)

今回は絶対的にオススメする親によるノート管理についてご紹介いたしますd(^_^o)

小学生のノート管理はテキトウ

使い終わってないのに…新しいノート

我が息子のノート管理がグチャグチャに陥ったイチバンの原因… それは、使い終わってないのに新しいノートを出しては使い始めてしまうという行動でした。なぜ、そんな事が起きてしまうのか?

それは、沢山あるノートの中でどれが使用中でどれが使用済みか分からなくなる為なんです。「あれ…算数のノートがないなぁ、使い終わったんだっけなぁ。まぁいっか、新しいノートを使おう!」…こんな感じです。

この事象が発生すると、もう大変です!使い途中のノートが2冊、3冊とあるわけですから。今日はこっちのノートに書いて…明日はあっちのノート…。ノートに書かれている内容の時系列までグチャグチャになってしまいます(>_>)

使用済みノートは部屋に散乱

使い終わってないのに新しいノートを使ってしまう1つの要因に、使用済みノートの管理が出来ていないという点が挙げられます。引き出しに突っ込んでみたり、棚に押し込んでみたり、床に放り投げてみたり…

しかも外見だけでは、いつ使用したノートか分からないんです。中身を開いてやっと「おぉ、これは流水算をやった頃のノートだ」と把握できるわけです。10冊も20冊も溜まってくるとお目当てのノートを探すのに一苦労です (・_・;

新しいノートの種別を量産!

 ある時、ふと息子の机を覗くと「確認テスト対策ノート」なる謎のノートが(@_@) 中身を見てみると、何やら塾の授業でやるテストの対策問題を解いているノートのようでした。でもわずか数ページしか使われていない…。

またある時は「合不合判定模試対策」ノート。ある時は「難関中学 過去問ノート」… おいおい、いったい何冊ノートを作るんだ?! しかもほとんどのノートが数ページしか使われてない。継続的に使うのだろうか?

自発的で良いことなのですが、我が息子は思いつくとすぐに新しいノートをおこす。問題はその後、数ページしか使わない。ノート管理の視点では管理が煩雑化し、全体像が把握できないという状態に陥ってしまいます(・_・;




親による管理が絶対的にオススメ

このままでは崩壊する…子供の管理能力を上げるためにも自分で管理させるのがベストではありますが、5年生ともなれば、管理力よりもまずは学力や偏差値ですね。中学受験では親が実施することをオススメします。

ノートは”色”と”種類”を統一する

まずは、ノートの”色”と”種類”を統一するところから始めます。なぜ、色を統一するのか?そしてなぜ、種類を統一するのか? それは管理をシンプル化する。ただそれだけですd(^_^o)

ノートの”種類”はどの教科も3種類です。授業用ノート、宿題用ノート、復習用ノート(間違えたところノート)の3種類に統一しています。種類が固定されていると管理が楽になります。

また”色”を統一するとパッと見て分かりますよね? 我が家では、四谷大塚のテキストの色にならって普段使うノートも…算数は青、国語は赤、社会は緑、理科は黄で統一しています。

親による”ノート払い出しシステム”

使い終わっていないのに新しいノートを作られたり…新種の謎ノートが量産されることを避ける為に、我が家では新しいノートは、親による払い出しシステムを採用しています。ちょっと大げさなネーミングですが(^_^;)

算数の授業用ノートが無くなったら、その無くなったノートを息子に持ってきてもらった上で新しいノートを払い出します。算数なので色は ”青”、そして ”授業用” というシールを貼った状態で払い出すという徹底ぶりです。

ここまでやると息子の部屋にあるノート類は実に整然としてきます。整然とすると何が良いか?気持ちが良いだけではありません。後述いたしますが、受験勉強の効率が圧倒的に上がってくるのです。

使い終わったら日付を記録して保管

使い終わったノートは…? いつ使い終わったノートか分からなくならないように ノート表紙の左肩にラベルシールを貼り使い終わった日の日付けを記録 します。これでいつのノートかだいたい分かるようになります。

また、左肩に 日付シールが貼ってあるノート=使い終わったノートであるという目印にもなる んです。これで、使用済ノートと使用中ノートがごちゃごちゃになってしまうことも無くなりますねd(^_^o)




親の管理で得られる3つの効果

それではご紹介した親によるノート管理がもたらす3つの効果についてご紹介します。

① ノートの役割定義で効率アップ

まずは何と言っても勉強効率の大幅な改善です。実際のケースを元にご紹介します。

ケース1:学習の準備
学習を開始するときはノートは必須ですね。でも…いざ勉強をはじめようとすると、ノートが見つからなかったり、どのノートに書くべきか迷ったり…勉強の開始時も勉強中もノートの準備に時間がかかる!

色と種類を限定して 4教科x3種類=12種類の限定されたノート。いざ勉強を開始するときにノート探しに時間がかかることも、どのノートを使うか迷うことも、たくさんのノートで混乱することも無くなります!

ケース2:テスト直前の対策
公開模試などのテスト直前の対策はどのようにしていますでしょうか? 塾のテキストを読んでいるお子様もいらっしゃいますが、我が家では、過去から蓄積された復習用ノート(間違った所ノート)のみを持って行きます。

復習用ノート(間違った所ノート)は過去のテストや模試で間違えてしまったところを徹底的に復習するノートという役割定義がされています。このノートには子供が間違えそうな所しか書いていないので効率性は抜群ですね。

ノートの役割定義をしっかり実施すれば、勉強の効率性はグンとあがってきますねd(^_^o)

② 過去のノートがすぐに見つかる

勉強をしていると過去のノートを参照したくなる場面がよくありますよね。

ケース3:過去ノートの探索
模試で全く分からない問題が出題され解答を見ると… 約数と倍数の単元の解法で解くということが分かりました。約数と倍数は4年生に習った単元ですが授業で先生にコツを教わった記憶が!ところがそのノートを探すのに一苦労…。

約数と倍数は塾のカリキュラム表によると9月の第1週と第2週で学習することになっています。ノートの使い終わった日付をしっかりと記録しておけば簡単にお目当のノートにたどり着くことができますね d(^_^o)

③ 達成感とモチベーションのアップ

最後は意外(?)な効果です。日付を記録しながらノートを蓄積していくと”自らの頑張りの証”となってノートが積み重なっていきます。「自分はこれだけ頑張って勉強したんだ」というものが目に見えて分かるのです。

積み重なった使用済みノートを見て、自分の頑張りを振り返る。モチベーションが上がりませんか?




まとめ

小学生はノート管理などの自己管理が未熟である事を前提に…大量に発生するノート管理だけは親が徹底的にやってしまうという実践例をご紹介しました。勉強効率面でも多くのメリットがありましたので、もしお困りのようでしたら試してみてはいかがでしょうか?

ノート管理術 3つの基本

 1. “色”と”種類”を統一する
 2. ノート払い出しシステム
 3. 使用済ノートの日付記録

なお、自己管理について親がやってしまうのではなく、子供に自らやらせることも大切ですね。ぜひ、以下の記事もご参照ください!

親がすべき事は”仕組み作り”
部屋の片付けをさせる為の2つの約束

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